SPASONA完全ガイド — TikTok Shopで売れる台本の型を、作文例つきで全公開します

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TikTok ShopSPASONA台本商品紹介動画

結論:売れる商品紹介動画の台本は、SPASONAの順番に沿って書けば再現できます

商品紹介動画の構成・テンプレートを探している方に、私たちforCreatorsが実際の台本設計で使っている型SPASONAを、各パートの作文例つきでそのまま公開します。SPASONAはコピーライティングの定番PASONAを、TikTok Shop向けに私たちが改変した型です。最大の変更点は先頭で、問題提起から始めず、1カット目で商品を提示すること。私たちはTikTok Shopを中心に1,000本以上の動画を制作・納品し(2023年創業・100以上のブランドを担当)、伸びた動画の解析を重ねた結果、この型を社内標準にしています。この記事を読み終えたら、手元の商品でそのまま台本が1本書ける状態を目指します。

なぜ「問題提起始まり」を禁止しているのか

一般的なPASONAはP(Problem・問題提起)から始まります。ランディングページや長尺広告では機能する型ですが、TikTok Shopのフィードでは事情が違います。視聴者は商品をまったく知らない状態で受動的に流し見しており、最初の数秒で「何の話か」が分からない動画はその場で飛ばされます。問題提起から始めると、肝心の商品にたどり着く前に視聴が終わるのです。

そこで私たちは、先頭にS(Story/Scarcity)=商品とオファーの先出しを置きます。「何の商品か」を1カット目で見せてから、悩み・共感・解決へ進む。これがSPASONAの設計思想であり、社内の鉄則は「1カット目で商品が伝わらない構成は使わない」です。

SPASONA各パートの書き方と作文例

架空のクレンジングバームを例に、各パートの役割と作文例を示します(例文はそのまま雛形として使えます)。

記号 役割 作文例
S(Story / Scarcity) 1カット目で商品名・カテゴリ+強いオファーを先出し 「このクレンジングバーム、今だけ30%オフで買えます」
P(Problem) 視聴者の悩みを、当人が使う言葉で突く 「ダブル洗顔してるのに、毛穴の黒ずみだけ残りませんか」
A(Affinity) 「私もそうでした」の共感ブリッジ 「私も毎晩落としきれてる気がしなくて」
S(Solution) この商品が答えだと示す 「これに変えてから、洗い上がりが別物でした」
O(Offer) スペック・使い方を具体で。容量・回数を必ず明記 「90g入りで、毎晩使って約2ヶ月。濡れた手でもOKです」
N(Narrowing down) 対象を絞って自分ごと化 「メイクが濃い日が多い人ほど、違いが分かるはずです」
A(Action) 最終CTAを1つだけ 「在庫があるうちに、下のリンクからどうぞ」

書くときの注意点は3つです。第一に、O(Offer)では容量・回数を必ず数字で入れること。「たっぷり入って」ではなく「90gで約2ヶ月」。視聴者が価格の妥当性を判断できる材料になります。第二に、P(Problem)は抽象語を使わないこと。「肌トラブル」ではなく「毛穴の黒ずみだけ残る」。悩みの解像度がそのままフックの強さになります。第三に、A(Action)の導線は1つに絞ること。プロフィールとリンクとクーポンを同時に案内すると、どれも押されません。

なお現場では、各パートを記号ではなく日本語一言(フック/問題提起/共感/商品紹介/解決策/訴求/信頼性/使い方/絞込/価格/行動)で管理しています。パートは商品によって圧縮・省略して構いません。順番を崩さないことが型の本体です。

設計則:1カット3秒以内・総尺30秒前後(40秒上限)

台本を書いたら、尺のルールに当てはめて削ります。

  • 1カットは3秒以内、ワンセンテンスまで。 1カットに2文入っていたら、カットを割るか片方を捨てます
  • 総尺は30秒前後をデフォルト、40秒を上限に。 30秒以内で完視聴率が顕著に高く、40秒を超えると離脱が急増するのが私たちの一貫した観測です

SPASONAの7パートを30秒に収めると、1パートあたり1〜2カットしか使えません。この制約が、余計な説明を削ぎ落とす装置として機能します。迷ったら「S→P/A→O→A」の骨格だけで30秒に収める構成が、初動としては十分に戦えます。

テロップは「音なしで完結」させます

TikTokは音を出さずに見られる前提のプラットフォームです。テロップは飾りではなく、音がなくても台本が伝わるための本文だと考えてください。素人っぽさが出やすいのは、純白の文字に原色の黄色+太い黒縁という定番の組み合わせです。私たちは白文字を白6px+黒9pxの二重縁で起こし、画面内の色は3色以内に抑える、といった数値ベースの設計言語で統一しています。あわせて、S(1カット目)のテロップには商品名またはカテゴリを必ず入れます。音なし視聴でも「何の動画か」が1カット目で伝わるためです。

この型は感覚ではなく、根拠本数つきのパターンから来ています

SPASONAと設計則は、思いつきではありません。私たちは伸びた動画を解析してデータベース化し、フック・構成・テンポ・訴求×ペルソナ・視覚表現・制作ルールの6観点でパターンを抽出しています。各パターンには「何本の動画を根拠にしているか」と「確からしさ(高・中・低)」を付け、確度の高いパターンだけを台本づくりに反映します。解析結果は次の台本に反映される仕組みになっており、作るほど型が磨かれます。この記事で公開している型は、その運用の現時点の到達点です。

台本チェックリスト(投稿前の6項目)

  1. 1カット目(S)で商品名またはカテゴリが伝わるか
  2. 問題提起始まりになっていないか
  3. O(Offer)に容量・回数の数字が入っているか
  4. CTA(A)が1つに絞られているか
  5. 1カット3秒以内・総尺30秒前後(40秒上限)に収まっているか
  6. テロップだけで(音なしで)内容が完結するか

まとめ:型を写して1本書く、が最短の練習です

SPASONAは「S(商品先出し)→P(悩み)→A(共感)→S(解決)→O(数字入りの訴求)→N(絞り込み)→A(行動)」の順に書く型です。まずこの記事の作文例を自社商品に置き換えて1本書いてみてください。出店直後にどの2本から作るべきかはTikTok Shop 出店後の最初の2本をどう作るかで、台本を量産に乗せる際の実写とAIの使い分けはAI素材の広告と実写広告はどちらが効くかで解説しています。

台本設計から制作まで任せたい場合は、外注の費用感をTikTok Shop・EC動画制作の外注ガイドにまとめています。SPASONAに沿った台本づくりからのご相談は動画メニューを見る/相談するからどうぞ。

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